アスベストは、外壁などの塗料や下地調整塗材にも使われていました。これらに使われていたアスベストの使用量は少なく、セメントや合成樹脂などの結合剤で固められていたため、健康面や環境に及ぼす影響は少ないと考えられてきました。
しかし、建材の経年劣化や建物の解体工事の際、塗膜をそのまま除去することは難しく、また圧力がかかることで飛散する恐れがあるため、建物の解体時には塗膜の調査が必要になります。
皆さんには、事前にしっかりと調査を行っていただき、一目で判断が付かないような箇所も除去していただきます。実績と経験共に豊富な代表がノウハウをしっかりお伝えしますので、安心してください。
外壁アスベストを除去する際の注意点
アスベストには、1〜3までの危険度を示すレベルが設定されています。そして、一番低いレベル3でさえ、処理を誤るとばく露の危険があります。そのため、アスベストの含有の有無を調査せず、高圧洗浄やグラインダーをかけ、万が一外壁にアスベストが含まれていると、周辺に多大な被害が及ぶことになります。
このような事態を防ぐためにも、当社では「建築物石綿含有建材調査者」による事前調査を実施し、適切な処理を徹底しています。
アスベスト含有の可能性が疑われる外壁
建築用仕上塗装材 (1970~1999年頃まで使用・レベル1~3)
塗装のノビを良くしたり、塗装材のダレを防止するために石綿を混ぜて使用されていました。
下地調整塗料材 (1970年~2005年頃まで使用・レベル3)
外壁塗料の下地塗材などに多く使用されていました。
繊維強化セメント板 (1960年~2004年頃まで使用・レベル3)
耐火・耐熱性が高く、外壁や内装に多く使用されていました。
石綿含有金属系サイディング (1960年~2004年頃まで使用・レベル3)
高断熱性で軽量なため、一般住宅の外壁材として使用されていました。
石綿含有けい酸カルシウム板第1種 (1960年~2004年頃まで使用・レベル3)
軽量で断熱性に優れているため、天井材などに使用されていました。
石綿含有スレートボード・フレキシブル板 (1952年~2004年頃まで使用・レベル3)
防火性が高く、天井材などに使用されていました。
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